診察案内

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ワクチン・予防医療

『狂犬病予防ワクチン』

飼い主様は、狂犬病予防法で狂犬病ワクチンの接種が義務付けられています。
生後3か月以上の犬を飼い始めてから30日以内に1回、その後は毎年1回注射を受けなければなりません。

『混合ワクチン』

伝染病などの予防のためと動物たちの健康のために、ワクチンを接種するようにしてあげてください。
・接種前にワクチン歴、飼育環境などをご相談して、その子にとって最良のワクチンをお勧めしています。
・ワクチン接種前に診察を行い、健康状態に問題ないと判断してから接種いたします。

  • ○5種混合ワクチン
  • ○7種混合ワクチン
5種 7種
犬ジステンパー
犬伝染性肝炎
犬アデノウィルス2型感染症
犬パラインフルエンザ感染症
犬パルボウィルス感染症
犬レプトスピラ病 イクテロヘモラジー型
犬レプトスピラ病 カニコーラ型

  • ○3種混合ワクチン
  • ○5種混合ワクチン
  • ○猫免疫不全ウィルス感染症(FIV)ワクチン
3種 5種 FIV
猫ウィルス性鼻気管炎
猫カリシウィルス感染症
猫汎白血球減少症
猫クラミジア感染症
猫白血病ウィルス感染症(FeLV)
猫免疫不全ウィルス感染症(FIV)

『フィラリア症予防』

フィラリア症は蚊が媒介して起こる病気です。
正しく投薬すれば、確実に予防できる病気です。

5月~11月までの7ヶ月間の予防が必要です。

  • 投薬開始前に血液検査を行いましょう。
  • 非常に大切な投薬です。必ず守ってあげてね!

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
投薬
  • 錠剤タイプ
  • チュアブル(お肉)タイプ
  • 一年間効果がある注射タイプ
  • 当院では、上記タイプのご案内をしております。投薬する種類については、獣医師にご相談下さい。

猫のフィラリア症予防

フィラリアは、猫にも感染します。
10匹に1匹の猫がフィラリア幼虫に感染していたという報告があります。
猫のフィラリア症は、犬より重篤な症状や突然死を招くこともあるにもかかわらず、
”他の病気と似ていたり、確定診断が難しい”ため、”見逃されがち”な病気です。
しかし猫のフィラリア症は、正しい知識を持ってきちんと予防すれば”確実に防げます。”

猫のフィラリア症は、予防がとっても大事!

いつ蚊に刺されるか、その蚊がフィラリア幼虫を持っているかはわかりません。しかし、予防をしっかり続けていれば安心です。

感染経路
蚊が感染犬の吸血時にフィラリア幼虫を吸い込み、その蚊が猫を吸血することで感染します。
主な症状
  • 呼吸困難や咳
  • 嘔吐
  • 食欲不振
  • 体重減少 など

”悪化すると稀に突然死を招きます”

メカニズム
ほとんどのフィラリアは成虫になれず幼虫のまま血管内で死滅します。
この幼虫の死骸に対する免疫作用や幼虫が血管内につまって症状が現れます。
”猫は、具合が悪くても見た目ではわかりにくいので日頃から注意してあげましょう!”

Q.完全室内飼育なら安心?

「室内飼いだから大丈夫」は大間違い!
完全な室内飼育でも感染しないとは言い切れません。
室内でも蚊が入れば感染リスクが充分にあるので、確実な予防を続けることが大切です。

Q.どうやって予防したらいいの?

”1ヶ月に1回の予防薬を投与!”
これが最も安全で確実な方法です。経口薬が苦手な場合は、背中に垂らすスポットタイプの予防薬もあります。

Q.夏だけ予防すれば大丈夫?

”予防薬の「通年投与」が理想!”
フィラリア症の予防薬は、感染したフィラリア幼虫に作用するお薬です。そのため、最低でも蚊の発生の1ヶ月後〜終息の1ヶ月後までの予防が必要です。
しかし、蚊の活動期間が伸びているという報告もあるため、年間を通しての予防が理想とされます。

『ノミ・ダニ予防』

ワンちゃん・ネコちゃんにノミやダニが寄生すると、皮膚病やアレルギーを起こします。
また、飼い主様を刺すことにより皮膚病などの病気が感染します。

マダニにおいては、マダニが媒介したウィルス感染症になることがあります。

ワンちゃん・ネコちゃんと飼い主様の健康や病気予防の観点からも、駆除しましょう。

ノミやダニがいない場合でも寄生を避けるために予防対策を行ってください。

『去勢・避妊手術』

性ホルモンに関係する病気や遺伝的な病気の予防、性的なストレスの軽減、問題行動の予防や改善などの効果があります。

手術のメリット

  • オス:精巣腫瘍や前立腺肥大、肛門周囲腺腫などの病気を防ぐ
  • メス:子宮蓄膿症や卵巣腫瘍、乳腺腫瘍などの病気を防ぐ
  • マーキングや攻撃行動の減少
  • 望まない妊娠を防ぐ

手術のデメリット

  • 肥満になりやすい
  • 食事と運動の量を正しくコントロールすることが必要

わんにゃん検診

ペットフードや飼育環境の向上の結果、一昔前よりも動物も長生きするようになり、それと共に高齢疾患が多く見られるようになっています。
ワンちゃん・ネコちゃん年齢で、7歳を過ぎると高齢です。
人間と同様、栄養の代謝が低下してくると共に、心臓病・腎臓病・肺・気管などの呼吸器疾患、腫瘍などの疾患にもかかりやすくなってきます。
健康で幸せな生活のためにも、飼い主様の治療の負担を軽減するためにも、病気の早期発見・早期治療が大切です。
年に1~2回のわんにゃん検診をお勧めしています。

検査項目

・一般身体検査(問診、視診、触診、聴診)
・尿検査
・糞便検査
・歯科検診
・血液検査
・レントゲン検査(胸部・腹部)
・超音波検査(腹部)

オプション検査

  • アレルギー検査:アトピー性皮膚炎の検査です
  • 猫白血病、猫エイズ検査:ネコちゃんに多い感染症の検査です
  • 各種ホルモン検査:甲状腺ホルモンや副腎皮質ホルモンの測定
  • わんにゃん検診は予約制で、お預かりして検査いたします。
  • 当日の朝ごはんは食べさせずに来院してください。
  • 詳しくはお電話でお問い合わせください。

犬・猫と人間の標準年齢早見表

犬・猫 人間 犬・猫 人間
1ヶ月 1才 8年 48才
2ヶ月 3才 9年 52才
3ヶ月 5才 10年 56才
6ヶ月 9才 11年 60才
9ヶ月 13才 12年 64才
1年 17才 13年 68才
1年半 20才 14年 72才
2年 23才 15年 76才
3年 28才 16年 80才
4年 32才 17年 84才
5年 36才 18年 88才
6年 40才 19年 92才
7年 44才 20年 96才

往診

往診について

・ワンちゃんの体が大きく運べない方
・何頭もワンちゃん・ネコちゃんを連れて行かなければいけないのに人手が足りない方
・車などの搬送・移動手段がない方
・どうしても家を留守にできない方

などを対象に往診を行っています。

往診は診療設備が無いため診療行為は限られます。
状況によっては来院が必要になる場合もありますのでご了承ください。

往診は予約制です。事前にご連絡下さい。
お伺いする距離によって往診料が異なりますのでご了承ください。

セカンドオピニオン

セカンドオピニオンとは

検査や治療を受けるに当たって、かかりつけの獣医師以外の獣医師の意見を知りたい時、現在治療中でも再確認のため、
より適した治療法を飼い主様自身が選択していくために行われます。

『ご希望の方は来院時に』

・病歴と経過
・現在の症状
・検査結果
・投薬していた場合は、お薬の種類

以上をお聞かせいただければ、見解を申し上げられます。
ご相談下さい。